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片襷
ふりがな文庫
“片襷”の読み方と例文
読み方
割合
かただすき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かただすき
(逆引き)
お夏は
片襷
(
かただすき
)
を、背からしなやかに肩へ取って、八口の下あたり、
緋
(
ひ
)
の
長襦袢
(
ながじゅばん
)
のこぼるる中に、指先白く、
高麗結
(
こまむす
)
びを……仕方で見せて
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
平次は
月代
(
さかやき
)
を
剃
(
あた
)
つて貰ひ乍ら、振り向いて見ようともしません。尤も
剃刀
(
かみそり
)
を持つて居るのは、
片襷
(
かただすき
)
を掛けた戀女房のお靜。
銭形平次捕物控:203 死人の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
露路奥の浪人ものは、縁へ出て、
片襷
(
かただすき
)
で傘の下張りにせいを出し、となりの隠居は歯ぬけ
謡
(
うたい
)
。井戸端では、摺鉢の
蜆
(
しじみ
)
ッ貝をゆする音がざくざく。
顎十郎捕物帳:03 都鳥
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
片襷(かただすき)の例文をもっと
(29作品)
見る
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
襷
漢検1級
部首:⾐
22画
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