馬の尻尾 「はて、いい天気だの」 紙魚くいだらけの古帳面を、部屋いっぱいにとりちらしたなかで、乾割れた、蠅のくそだらけの床柱に凭れ、ふところから手の先だけを出し、馬鹿長い顎の先をつまみながら、のんびりと空を見あげている。 ぼろ畳の上に、もっ …
著者 | 久生十蘭 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約28分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約46分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
頭
初
敵
択
中洲
煽
流行
洞察
河西
白馬
直綴
月初
撚
御囲
如露
大事
調方
謡
鱗
西丸
片襷
瓶子
鰻酒
駱駝
陽炎
畝織
逼塞
赤銅
紙魚
経糸
綸子
緯糸
腹形
薬罐
蜆
表櫓
誘拐
裔
拍
中高
乾割
何気
光琳
勧化
千鳥
呉絽
嚥込
大
寄場
尻尾
平織
抵当
煽
捻
掬
数珠
時鳥
服装
梳毛
権柄
機
水竿
浚
淵
煙管
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