“月初”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つきはじ50.0%
つきはな50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
処が六月月初つきはじまりになりますと、角右衞門は風の心持から病がかさなりて、どっと床に就きましたゆえ、孝行な多助は心配いたし、神仏かみほとけに願をかけ、精進火の物だち跣足参はだしまいりを致しまするが
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
……尻尾のない馬なんぞ曳出すわけにはゆかないから、この月初つきはな、日比谷ガ原で催すことになっていた馬揃調練うまぞろえちょうれんの御上覧も、それでお取止めになったというわけで……
顎十郎捕物帳:03 都鳥 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)