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『箱根の山々』
ふりがな文庫
『
箱根の山々
(
はこねのやまやま
)
』
夏が來て、また山の地方を懷かしむ感情が自然に私の胸に慘んでくるのを覺える。何といつても山を樂しむのは夏のことである。曾遊の夏の山水風光を、かうして今都會の中にゐて追憶して見るさへ懷かしさに堪へないで、魂飛び神往くの思ひがするのである。 日光 …
著者
近松秋江
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約26分(500文字/分)
朗読目安時間
約43分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
達
(
とゞ
)
如
(
やう
)
即
(
つ
)
何斯
(
なにか
)
偶
(
たま
)
摧
(
くだ
)
涵
(
ひた
)
甘
(
うま
)
短艇
(
ボート
)
茜
(
あかね
)
闃
(
げき
)