-
トップ
>
-
長兵衞
読み方 | 割合 |
ちやうべゑ | 50.0% |
ちょうべえ | 50.0% |
賣てなりとも
持參金を
返し
離縁致べしとお
常長兵衞に云し
詞有ば
終に
離縁の事を申
込たり
盡しければ
則ち加賀屋の
暖簾を
貰ひ同所へ
材木店を出せしが
漸次に
繁昌して此春より將軍家
桶御用の
株を
讓られ
猶々榮え
消光けるも
必竟長兵衞の
心懸よき故なり
斯て白子屋
庄三郎は長兵衞方へ
厚く
禮を
惜い事には怠惰者だと云うは腕の
好い人にございますもので、
本所の
達磨横町に左官の
長兵衞という人がございまして、
二人前の仕事を致し、早くって手際が好くって、
塵際などもすっきりして