“塵際”の読み方と例文
読み方割合
ちりぎわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
塵際ちりぎわなどもすっきりして、落雁肌にむらのないように塗る左官は少ないもので、戸前口をこの人が塗れば、必ず火の這入るような事はないというので、何んな職人が蔵を拵えましても
おしい事には怠惰者だと云うは腕のい人にございますもので、本所ほんじょ達磨横町だるまよこちょうに左官の長兵衞ちょうべえという人がございまして、二人前ふたりまえの仕事を致し、早くって手際が好くって、塵際ちりぎわなどもすっきりして
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)