“兵衞”のいろいろな読み方と例文
新字:兵衛
読み方割合
ひやうゑ25.0%
へえ25.0%
へゑ25.0%
べゑ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
話にも聞きつらん、祖先兵衞ひやうゑ直頼殿、餘五將軍よごしやうぐんつかへて拔群ばつくんの譽を顯はせしこのかた、弓矢ゆみやの前にはおくれを取らぬ齋藤の血統ちすぢに、女色によしよくに魂を奪はれし未練者は其方が初めぞ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
不思議な縁でお出入の町人で荒物の御用を樋口屋ひのくちや兵衞へえと云うものゝ所へ縁付くと、そこに十三になる五郎三郎ごろさぶろうという男の子と、八ツになるお國という女の子がありまして
駒木根こまきね肥前守かけひ播磨守久松ひさまつ豐前守稻生いなふ下野守御目附には野々山のゝやま市十郎松田勘解由まつだかげゆ徳山とくやま兵衞へゑとう諸御役人しよおんやくにん輝星きらぼしの如く列座れつざせらる此時松平伊豆守殿進出すゝみいでて申されけるは此度天一坊殿關東くわんとう下向げかうに付今日御役人ども御對面ごたいめん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
伊勢屋いせやの男共は見付さてこそ盜人は此坊主ならんと大勢にてなんなく旅僧を捕へたり三郎兵衞べゑは家内を改め見るに金五百兩あらねば金は何所へ隱せしぞと彼の旅僧を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)