“進出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんしゆつ18.2%
すすみい18.2%
すすみいで18.2%
すすみで18.2%
すゝみいで9.1%
しんしゅつ9.1%
すゝみい9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元來がんらい地震ぢしん地層ちそうやぶすなは斷層線だんそうせん沿うておこるものが多數たすうであり、さうして地下ちか岩漿がんしようみぎ沿うて進出しんしゆつすることは、もつともありべきことであるから
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
宮は稍羞ややはぢらひて、葉隠はがくれに咲遅れたる花の如く、夕月のすずしむねを離れたるやうに満枝は彼の前に進出すすみいでて、互に対面の礼せし後
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
声高こわだかに叫びざま、足疾あしばや進出すすみいでて、看護員のかたえに接し、そのおもてのぞきつつ
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
がんと喚きながら進出すすみでたのは、老紳士とみせた警視庁の高野刑事課長だった。三人の外人は一瞬、紙のように血気ちのけを喪って、両手を挙げながら椅子からった。
亡霊ホテル (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
權三助十默止だまりますまい此一件彦三郎申分相立候樣に御慈悲おじひを願ひ奉つると云ふに八右衞門彦三郎も進出すゝみいでごん三助十諸共もろともかまびすしくこそ申けれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
授業じゅぎょうやす時間じかんに、廊下ろうかると、かべには少年工募集しょうねんこうぼしゅう工場こうじょうのビラがられていました。時勢じせいは、いまや少年群しょうねんぐん進出しんしゅつけているのでした。
僕が大きくなるまで (新字新仮名) / 小川未明(著)
うなづたまひ、卷返まきかへしてたか右手めてさゝげられ、左手ゆんでべて「もく、」「は」とまをして御間近おんまぢか進出すゝみいづれば、くだん誓文せいもんをたまはりつ。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)