“御間近”の読み方と例文
読み方割合
おんまぢか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うなづたまひ、卷返まきかへしてたか右手めてさゝげられ、左手ゆんでべて「もく、」「は」とまをして御間近おんまぢか進出すゝみいづれば、くだん誓文せいもんをたまはりつ。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
と、踊り狂っているさまが、はるか、玉座の御間近おんまぢかにある堂上諸卿しょけいの席からも眺められたとみえ、その辺りの無数な顔もことごとく紅潮をたたえ、また微笑ほほえみをふくんでいた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)