“進物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんもつ94.1%
プレゼント5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば八さくの朝など、諸家の進物しんもつで広間が埋まるほどな物も、そばから人に与えてしまうので、夕には一物もなかったということです。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
風呂敷ふろしきすこちひさいので、四隅よすみむか同志どうしつないで、眞中まんなかにこまむすびをふたこしらえた。宗助そうすけがそれをげたところは、まる進物しんもつ菓子折くわしをりやうであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
あの証文全部は、お嬢様に、結婚マリエジ進物プレゼントとして差しあげる。そうだ! 差し上げる期日は、結婚式の当日と云うことにしよう。それから、支度金は軽少だが、二万円差し上げよう。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)