“進物番”の読み方と例文
読み方 | 割合 |
---|---|
しんもつばん | 100.0% |
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おれは勤めることにした、今日、十兵衛に頼んできたんだ、進物番に空いている席があるそうで、四、五日うちには出仕できるようになると思う」
“進物番”の解説
進物番(しんもつばん)は、江戸幕府の役職のひとつ。若年寄支配、持高勤(役料なし)。表御殿に将軍が出座する儀礼の席において、大名・旗本からの儀礼的な献上品(進物)の周旋を行い、決められた場所に配置することを職務とする。『寛政重修諸家譜』では単に「進物の事」、「進物の役」と書かれている例えば、『寛政重修諸家譜』の長谷川平蔵宣以の条に「(安永)四年十一月十一日より進物の事を役す」とあるが([1082718/272 『寛政重脩諸家譜 第5輯』國民圖書, 1923年, p. 527.])、江戸幕府の日誌の同日の条では「進物番被仰付旨(おおせつけらるむね)同人申渡し」となっている([2561976/70 『年録』296巻])。平蔵が進物番であったことは武鑑でも確認できる([2571242/50 『安永武鑑』出雲寺和泉椽, 安永9年。])。。
(出典:Wikipedia)
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