“結婚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けっこん72.3%
けつこん21.5%
こんれい1.5%
めあ1.5%
めあは1.5%
マリエジ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、まれには、結婚けっこんもうんでくるものもありましたけれど、四にんは、けっして、それらのひとたちには、いませんでした。
初夏の空で笑う女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
代助は此二三年来、凡ての物に対して重きを置かない習慣になつた如く、結婚けつこんに対しても、あまり重きを置く必要を認めてゐない。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
一切圧迫たかびしゃはいけません。故郷くにへ帰りたいと云う者は故郷くにへ帰さねばなりません。結婚こんれいしたいと云う者には結婚こんれいさせねばなりません。何も彼も一切自由意志きままごころで、行動たちいさせねばなりません
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
で、月姫を結婚めあわせて置いて、油断を窺い取って抑え首捻じ切ろうと思っているに、早くも様子を察したと見える。……利口な奴だ。命冥加な奴だ
郷介法師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
丑松の身がきまつた暁には自分の妹にして結婚めあはせるやうにしたい。う言出した。かく、後の事は弁護士も力を添へる、とある。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
あの証文全部は、お嬢様に、結婚マリエジ進物プレゼントとして差しあげる。そうだ! 差し上げる期日は、結婚式の当日と云うことにしよう。それから、支度金は軽少だが、二万円差し上げよう。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)