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結婚
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けっこん
ふりがな文庫
“
結婚
(
けっこん
)” の例文
そして、まれには、
結婚
(
けっこん
)
を
申
(
もう
)
し
込
(
こ
)
んでくるものもありましたけれど、四
人
(
にん
)
は、けっして、それらの
人
(
ひと
)
たちには、
取
(
と
)
り
合
(
あ
)
いませんでした。
初夏の空で笑う女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「でもなんですか、
僕
(
ぼく
)
たちは春になったら
燕
(
つばめ
)
にたのんで、みんなにも知らせて
結婚
(
けっこん
)
の
式
(
しき
)
をあげましょう。どうか
約束
(
やくそく
)
してください」
シグナルとシグナレス
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
わたしがいまの母さんと
結婚
(
けっこん
)
するとき、そのまえからてっきり自分と結婚するものと思っていたある
若
(
わか
)
いむすめがもう一人あった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
母親ヴァルヴァーラは三十五
歳
(
さい
)
で初めて
結婚
(
けっこん
)
した、
気丈
(
きじょう
)
でヒステリックで野性的な、いわば典型的なロシアの女地主でした。
「はつ恋」解説
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
「どうでしょう、
侯爵
(
こうしゃく
)
、おいやでなかったら、姫と
結婚
(
けっこん
)
してくださいませんか。あなたは、わたしどもにとっては、申しぶんのない方です。」
猫吉親方:またの名 長ぐつをはいた猫
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
▼ もっと見る
さて、この王さまは、まえにいちど
結婚
(
けっこん
)
なさったことがあって、そのお
妃
(
きさき
)
に、男の子が六人、女の子がひとり、つごう七人のお子がありました。
六羽の白鳥
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
間もなく、魚谷と云う男も
結婚
(
けっこん
)
したのであろう、大変楽し気な姿で、細々とした女と歩いているのを私は見た事がある。
清貧の書
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
王さまは、とうとう私に、この島の美しい娘と
結婚
(
けっこん
)
をして、この島の人間になってしまうように、とおっしゃいました。
アラビヤンナイト:04 四、船乗シンドバッド
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
結婚
(
けっこん
)
の相手にこと欠かない身でありながら、どうしてあんな思い切ったまねをしたのだろう——ということであった。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
しかし、その時も、ぼくは、
結婚
(
けっこん
)
はまだずいぶん先のことだし、ゆっくり考えておきましょうぐらいな、いいかげんな返事をしたにすぎなかったのだ。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
「あたしですの。あたしは多少美しい娘かも知れないけれども、
平凡
(
へいぼん
)
な女よ。いずれ二三年のうちに普通に
結婚
(
けっこん
)
して、順当に母になって行くんでしょう」
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
糟谷
(
かすや
)
はまた自分の
結婚
(
けっこん
)
するについてもその
当時
(
とうじ
)
あまりに
思慮
(
しりょ
)
のなかったことをいまさらのごとく
悔
(
く
)
いた。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
でもアルレッキーノと
結婚
(
けっこん
)
したいと思っていました。もしもこの『美女と
野獣
(
やじゅう
)
』とが結婚したとすれば、じっさい、あまりにもこっけいなことになったでしょう。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
ところが、
翌
(
あく
)
る日から寺田は毎夜一代を目当てに通って来た。置いて行く
祝儀
(
チップ
)
もすくなく、一代は相手にしなかったが、十日目の夜だしぬけに
結婚
(
けっこん
)
してくれと言う。
競馬
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
それどころか、子どもたちのなかのふたりは、出かけるまえに
結婚
(
けっこん
)
していて、うまれた小さい子どもたちを、おばあさんのところにあずけて、いってしまったのです。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
その年、すなわち、三十九
歳
(
さい
)
のとき、ジェンナーは、あるやさしい婦人と
結婚
(
けっこん
)
したのであります。
ジェンナー伝
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
女
(
おんな
)
の一
生
(
しょう
)
の
大事
(
だいじ
)
はいうまでもなく
結婚
(
けっこん
)
でございまして、それが
幸不幸
(
こうふこう
)
、
運不運
(
うんふうん
)
の
大
(
おお
)
きな
岐路
(
わかれみち
)
となるのでございますが、
私
(
わたくし
)
とてもその
型
(
かた
)
から
外
(
はず
)
れる
訳
(
わけ
)
にはまいりませんでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
遠山のお嬢さんと
明日
(
あした
)
から
結婚
(
けっこん
)
さして、一ヶ月ばかり東京へでも遊びにやってやりたい気がした矢先だから、やお湯ですか、さあ、こっちへお懸けなさいと
威勢
(
いせい
)
よく席を
譲
(
ゆず
)
ると
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
二人は早く
結婚
(
けっこん
)
したいのだけれどもたいせつなものがないのでできないのは残念だ。
燕と王子
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
来年
(
らいねん
)
辺
(
あたり
)
はカフカズへ
出掛
(
でか
)
けようじゃありませんか、
乗馬
(
じょうば
)
で
以
(
もっ
)
てからにあちこちを
駆廻
(
かけまわ
)
りましょう。そうしてカフカズから
帰
(
かえ
)
ったら、こんどは
結婚
(
けっこん
)
の
祝宴
(
しゅくえん
)
でも
挙
(
あ
)
げるようになりましょう。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
とはいへ、
若
(
も
)
し
此
(
この
)
藥
(
くすり
)
に、
何
(
なん
)
の
效力
(
きゝめ
)
も
無
(
な
)
かったなら? すれば、
明日
(
あす
)
の
朝
(
あさ
)
となって、
結婚
(
けっこん
)
を
爲
(
し
)
ようでな? いや/\。……それは
此劍
(
これ
)
が(と懷劍を取り上げ)させぬ。……やい、
其處
(
そこ
)
にさうしてゐい。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
そうしたら日本に帰って、あなたと堂々と
結婚
(
けっこん
)
できると思う。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
けれど
結婚
(
けっこん
)
して子どもができてからは、休みの時間がごくまれになった。なによりもその日その日のパンをもうけなければならなかった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
いま、お
国
(
くに
)
のほうでは、あなたに
結婚
(
けっこん
)
の
話
(
はなし
)
が
持
(
も
)
ち
上
(
あ
)
がっています。だが、あなたは、あとではたいへんしあわせになられます。
だまされた娘とちょうの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いままでのところは、このかわった
誓
(
ちか
)
いをききますと、お姫さまに
結婚
(
けっこん
)
をもうしこもうと思っていた人も、みんなおそれをなしてしまうのでした。
三枚のヘビの葉
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
結婚
(
けっこん
)
して何日目かに「いったい、君の年はいくつなの」と
訊
(
き
)
いてみて
愕
(
おどろ
)
いた事であったが、二十三
歳
(
さい
)
だと云うのに、まだ
肩上
(
かたあ
)
げをした
長閑
(
のどか
)
なところがあった。
魚の序文
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
「ばか、
僕
(
ぼく
)
はシグナレスさんと
結婚
(
けっこん
)
して
幸福
(
こうふく
)
になって、それからお前にチョークのお
嫁
(
よめ
)
さんをくれてやるよ」
シグナルとシグナレス
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
結婚
(
けっこん
)
の
儀式
(
ぎしき
)
がすむとまもなく、こんどのおかあさんは、さっそくいじわるの
本性
(
ほんしょう
)
をさらけ出しました。
灰だらけ姫:またの名 「ガラスの上ぐつ」
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
もしも王子が、だれかほかの女とでも
結婚
(
けっこん
)
しようもんなら、そのつぎの朝には、おまえさんの心臓ははれつして、おまえさんは、水の上のあわとなってしまうんだよ
人魚の姫
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
ほかにこれといった
取柄
(
とりえ
)
もないとあきらめている
彼
(
かれ
)
は、しょっちゅう彼女に
結婚
(
けっこん
)
を申込んで、ほかの男の言うことは、要するに
空念仏
(
からねんぶつ
)
に過ぎないと、ほのめかすのであった。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
恭一さんは私と
結婚
(
けっこん
)
することなど夢にも思っていらっしゃらない、それどころか、ご自分と非常にお親しいお友だちで、死ぬほど私のことを思っていてくださる方があるから
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
糟谷はこのあいだに、三
里塚
(
りづか
)
の一
富農
(
ふのう
)
の長女と
結婚
(
けっこん
)
した。いまの
細君
(
さいくん
)
がそれである。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
と
片眼
(
かため
)
をパチパチして。『
是非
(
ぜひ
)
一つ
君
(
きみ
)
を
結婚
(
けっこん
)
させよう……ねえ、
結婚
(
けっこん
)
を。』
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
女
(
おんな
)
が
鏡
(
かがみ
)
を
命
(
いのち
)
のごとく、たっとんだのは、わかっているが、
主
(
しゅ
)
として
結婚
(
けっこん
)
してからのことで、
婚約
(
こんやく
)
に
鏡
(
かがみ
)
をおくったかどうか、よくわからない。
うずめられた鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
姫
(
ひめ
)
さまがおむこさまをさがしていらっしゃる。だが、お姫さまに
結婚
(
けっこん
)
をもうしこもうと思うものは、むずかしい
問題
(
もんだい
)
を
白ヘビ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
さもなければ、死ぬことのない
魂
(
たましい
)
を、手に入れることができないのです。いや、それどころか、王子が
結婚
(
けっこん
)
したつぎの朝には、海の上のあわとなってしまうのです。
人魚の姫
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
これは、みんな青ひげが、ひとりひとり、
結婚
(
けっこん
)
したあとで殺してしまった女たちの死がいでした。
青ひげ
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
犬畜生
(
いぬちくしょう
)
、あんまりだ。犬畜生、ええ、
若
(
わか
)
さま、わたしだって男ですぜ。こんなにひどくばかにされてだまっているとお考えですか。
結婚
(
けっこん
)
だなんてやれるならやってごらんなさい。
シグナルとシグナレス
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
それぞれ父親から
縁談
(
えんだん
)
をもち出されると、我々は見る見るお
互
(
たが
)
いどうし好きになって、一足とびに
結婚
(
けっこん
)
してしまったというわけ。わたしの話は、ほんの
二言
(
ふたこと
)
で済んでしまいますよ。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
アーサがマチアの妹のクリスチーナを
愛
(
あい
)
していることはわたしにはわかっていた。そしていつか、それがいますぐというのではなくとも、母がこの
結婚
(
けっこん
)
を
承知
(
しょうち
)
することはわかっていた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
姉の
富佐子
(
ふさこ
)
は、
結婚
(
けっこん
)
していたけれど、良人が
日華
(
にっか
)
事変の当時
出征
(
しゅっせい
)
して戦死してからと云うもの、勝気で男まさりなところから、子供のないままに、野菜荷をかついで東京の町々へ売りに行って
河沙魚
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
しばらく、
戸口
(
とぐち
)
に
立
(
た
)
って、
見送
(
みおく
)
っていたおじいさんは
自分
(
じぶん
)
にも、あちらでせがれの
結婚
(
けっこん
)
した
嫁
(
よめ
)
のあることを
思
(
おも
)
いました。
とうげの茶屋
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それには、この子どもがお城へつきしだい、ただちにお
姫
(
ひめ
)
さまと
結婚
(
けっこん
)
させるように、と書いておきました。
三本の金の髪の毛をもっている鬼
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
わたしは
結婚
(
けっこん
)
しようと考えているのです。一家をやしなうぐらい、今ではなんでもないのですから。
影
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
そこではじめて、
天下
(
てんか
)
はれて、王女と
結婚
(
けっこん
)
のしだいを、国じゅうに知らせました。そうして、りっぱな
儀式
(
ぎしき
)
をととのえて、あらためて、眠る森から、お姫さまをお迎えになりました。
眠る森のお姫さま
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
恋人
(
こいびと
)
アルネとの
結婚
(
けっこん
)
……夕方。
ペンネンノルデはいまはいないよ 太陽にできた黒い棘をとりに行ったよ
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「その
娘
(
むすめ
)
は、
結婚
(
けっこん
)
して、まだ
間
(
ま
)
もないのであります。それを
夫
(
おっと
)
が
戦争
(
せんそう
)
にいって、
死
(
し
)
んだのを
深
(
ふか
)
く
悲
(
かな
)
しんでいるからでありましょう。」と
答
(
こた
)
えました。
強い大将の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
地主にはふたりの
息子
(
むすこ
)
がありましたが、ふたりとも、ものすごくおりこうで、その半分でもたくさんなくらいでした。ふたりは、王さまのお
姫
(
ひめ
)
さまに
結婚
(
けっこん
)
を申しこもうと思いました。
のろまのハンス:――むかしばなしの再話――
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
このお姫さまが
結婚
(
けっこん
)
しようと思う
相手
(
あいて
)
の人は、もしもお姫さまがさきに
死
(
し
)
んだばあい、お姫さまといっしょに生きうめにされてもかまわないと
約束
(
やくそく
)
できる人でなければだめだという
三枚のヘビの葉
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
皇子
(
おうじ
)
とお
姫
(
ひめ
)
さまの、
約束
(
やくそく
)
の
結婚
(
けっこん
)
の
日
(
ひ
)
が、いよいよ
近
(
ちか
)
づいてまいりました。お
姫
(
ひめ
)
さまは、どうしたらいいだろうかと、お
供
(
とも
)
の
人々
(
ひとびと
)
におたずねになりました。
赤い姫と黒い皇子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“結婚”の解説
結婚(けっこん)とは、配偶者と呼ばれる人々の間の、文化的、若しくは法的に認められた繋がりの事で、配偶者同士、その子との間に権利と義務を確立する行為である。それはほぼ普遍的な文化であるが、結婚の定義は文化や宗教によって、また時間の経過とともに変化する。
(出典:Wikipedia)
結
常用漢字
小4
部首:⽷
12画
婚
常用漢字
中学
部首:⼥
11画
“結婚”で始まる語句
結婚式
結婚指環
結婚進物
結婚期
結婚談
結婚当時
結婚生活
結婚世話人