“気丈”のいろいろな読み方と例文
旧字:氣丈
読み方割合
きじょう90.5%
きじやう4.8%
きぢやう4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は最初の二三台を親の敵(かたき)でも覘(ねら)うように怖(こわ)い眼つきで吟味(ぎんみ)した後(あと)、少し心に余裕(よゆう)ができるに連れて、腹の中がだんだん気丈(きじょう)になって来た。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
老爺(ぢい)は、さすがに、まだ気丈(きじやう)で、対手(あひて)が然(さ)までに、口汚(くちぎたな)く詈(ののし)り嘲(あざ)ける、新弟子(しんでし)の作(さく)の如何(いか)なるかを、はじめて目前(まのあたり)験(ため)すらしく、横(よこ)に取(と)つて熟(じつ)と見(み)て、弱(よわ)つたと言(い)ふ顰(ひそ)み方(かた)で、少時(しばらく)ものも言(い)はなんだ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
余(あんま)り生地(いくぢ)が無(な)さ過(すぎ)る、そんな生地(いくぢ)のない人と連添(つれそ)つてゐるのは嫌(いや)だ、此子(このこ)はお前(まへ)さんの子(こ)だからお前さんが育てるが宜(い)い、私(わたし)はもつと気丈(きぢやう)な人のところへ縁付(かたづ)くから、といふ薄情(はくじやう)な言(い)ひ分(ぶん)
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)