“きじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
気丈37.0%
机上30.4%
几上10.9%
冀城4.3%
危城2.2%
奇上2.2%
季常2.2%
帰塲2.2%
気強2.2%
規縄2.2%
(他:2)4.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「思ったよりは、やつれてもいない。なかなか気丈きじょうそうな女子ですこと。——何か、お言葉をかけておやりなさい」
日本名婦伝:静御前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お婆様は気丈きじょうな方で甲斐々々かいがいしく世話をすますと、若者に向って心の底からお礼をいわれました。
溺れかけた兄妹 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
二人はいろいろと智慧を絞ったが、どうしてどうして彼は我々ごとき青二才の机上きじょうの計画に乗るような事はなかった。
急行十三時間 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
「速達でございます」そう云って給仕は、課長の机上きじょうに、茶色の大きい包紙のかかっている四角い包を置いて、出て行った。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
びっくりしたように、彼はあわてて几上きじょうの一文をたもとの下にしまいかくした。王は、それへ眼をとめながら、
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いや、几上きじょう、車上、厠上しじょう、——時には路上にも熱心に本を読んだことを覚えている。
馬超は冀城きじょうまで引揚げてきた。ところが城へ近づくと、味方であるはずの城中から雨あられと矢を射てくる。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
馬超は、かえって、楊阜を助けたばかりか、用いて参事となし、冀城きじょうの守りをあずけた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兵法へいほうにいわく、天水てんすい危城きじょうたもつべし、工水こうすい名城めいじょうも保つべからず。——人体じんたい血脈けつみゃくともみるべき大事な一じょうの水を、掛樋でよばんなどとは築城ちくじょう逆法ぎゃくほう
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こいつは大変だ。なるほど考えて見るとこのほどじゅうから自分の脳の作用は我ながら驚くくらい奇上きじょうみょうを点じ変傍へんぼうちんを添えている。脳漿一勺のうしょういっせきの化学的変化はとにかく意志の動いて行為となるところ、発して言辞と化するあたりには不思議にも中庸を失した点が多い。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
襄陽じょうよう宜城ぎじょうの人で、馬良ばりょうあざな季常きじょうという、この者の兄弟五人は、みな才名高く、馬氏の五常と世間からいわれていますが、中で馬良はもっとも逸材で、その弟の馬謖ばしょくも軍書を明らかに究め、万夫不当の武人です」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
又一は三十九年五月帰塲きじょうせり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
気強きじょうとは云っても女である、民弥は思わず身顫いをしたが、「右近丸様!」と寄り添った。
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しかし、秀吉はこの日、一切の日頃の規縄きじょうを解いて、将士の意気と思いにまかせたのである。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そのずっと左の方に有名なティヒヨ山が見える。高さは五千七百メートル。四方八方へ輝条きじょうというものが走っているのが見える」
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
右のうち吹針には武技ぶぎをもって試合することを、また遠駆けには相手方、騎乗きじょう徒歩かちいずれにても随意ずいいたるべきものなり
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そう信じているからこそ、最初さいしょにしめした、試合掟しあいおきてにも、相手がた騎乗きじょうでも徒歩かちでも勝手かってしだいと傲語ごうごしたのだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)