“気強”のいろいろな読み方と例文
旧字:氣強
読み方割合
きづよ50.0%
きごわ12.5%
きごう12.5%
きじょう12.5%
きつ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
如何どうしても完全な磠砂どうしゃにならない、くわうるにやかましくて/\たまらぬから一旦めにした。けれども気強きづよい男はマダ罷めない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
大丈夫だな! 手にはいる! そこで気強きごわに口説いた果てが、こんな始末になったんで。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼女たちの父は入婿いりむこであった。母は気強きごうな女であった。また芸妓歌吉の母親や妹も気の強い気質であった。その間に立って、気の弱い男女は、互いに可愛い子供を残して身をほろぼしたのである。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
気強きじょうとは云っても女である、民弥は思わず身顫いをしたが、「右近丸様!」と寄り添った。「妖怪もののけなどではございますまいか」「なんの!」と右近丸は一笑した。
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
武「此奴こいつ気強きつい」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)