“冀城”の読み方と例文
読み方割合
きじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬超は冀城きじょうまで引揚げてきた。ところが城へ近づくと、味方であるはずの城中から雨あられと矢を射てくる。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
子の姜維も天才というのでしょうか、年十五、六のときにはもう郷党の学者でも古老でも、彼の才識には、舌を巻いて、冀城きじょう麒麟児きりんじだといっていたほどですよ
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
馬超は、かえって、楊阜を助けたばかりか、用いて参事となし、冀城きじょうの守りをあずけた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)