“冀望”の読み方と例文
読み方割合
きぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
銭勒ぜにぐつわの利かぬような者は難いかな今の世に免れん事をと歎息し、智馬をして空しく無識の販馬商うまうりの鞍下に羸死つかれしせしめぬよう冀望きぼうを述べてこの章を終結する。
差当さしあたりこの病を医すべき適切なる薬餌やくじを得、なお引続き滞岳たいがくして加養せんことを懇請こんせいしたれども、かれざりしかば、再挙の保証として大に冀望きぼうする所あり
主人は宗教家とぞ聞えし、その菩提心ぼだいしんよりして市民に実際の純良なる牛乳を与えたしとの冀望きぼうを以て創立し、初は僅か車三台を以て配達するほどの小規模なりき。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)