“几上”の読み方と例文
読み方割合
きじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時に坐客数人まさに満を引く、虓然こうぜんの声左右にあるごとく酒几上きじょうに傾かざる者なしとあって、虎の声は随分大きいが獅に劣る事遠しだ
びっくりしたように、彼はあわてて几上きじょうの一文をたもとの下にしまいかくした。王は、それへ眼をとめながら
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
単なる几上きじょうの論としては、本来長かった語が分解して、タジまたはイタを生じたものと言い得るであろうが、それでは私たちの切に求めている変化の理由というものがなお一層不明になる。