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几上
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きじょう
ふりがな文庫
“
几上
(
きじょう
)” の例文
時に坐客数人まさに満を引く、
虓然
(
こうぜん
)
の声左右にあるごとく酒
几上
(
きじょう
)
に傾かざる者なしとあって、虎の声は随分大きいが獅に劣る事遠しだ
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
びっくりしたように、彼はあわてて
几上
(
きじょう
)
の一文を
袂
(
たもと
)
の下にしまいかくした。王は、それへ眼をとめながら
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
単なる
几上
(
きじょう
)
の論としては、本来長かった語が分解して、タジまたはイタを生じたものと言い得るであろうが、それでは私たちの切に求めている変化の理由というものがなお一層不明になる。
野草雑記・野鳥雑記:01 野草雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
彼は度たび本を前に夜を徹したことを覚えている。いや、
几上
(
きじょう
)
、車上、
厠上
(
しじょう
)
、——時には路上にも熱心に本を読んだことを覚えている。木剣は
勿論
(
もちろん
)
「水滸伝」以来二度と彼の手に取られなかった。
大導寺信輔の半生:――或精神的風景画――
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
諸葛均は、立って、
几上
(
きじょう
)
の文房四具を取り揃え、玄徳の前にそなえた。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
几
漢検1級
部首:⼏
2画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“几”で始まる語句
几帳
几帳面
几
几董
几案
几圭
几席
几側
几前
几辺