気丈きじやう)” の例文
旧字:氣丈
老爺ぢいは、さすがに、まだ気丈きじやうで、対手あひてまでに、口汚くちぎたなののしあざける、新弟子しんでしさく如何いかなるかを、はじめて目前まのあたりためすらしく、よこつてじつて、よわつたとひそかたで、少時しばらくものもはなんだ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)