“氣丈”の読み方と例文
新字:気丈
読み方割合
きぢやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
氣丈きぢやうな人間が何を堪へるかを皆さんに示してゐる、この果斷くわだんな人間の妹です、——元氣を出すがいゝ、デイック!——私を恐れることはないよ! お前を打つぐらゐだつたら
殺さば罪科ざいくわのがるところもなければいき憂恥うきはぢさらさんより其の場を去ず自害じがいして相果て申せば先立さきだちまする不孝はお許し下されかしと今死る身を氣丈きぢやう女兒むすめ筆の前後少もみだれず一一什しじふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しかし彼は、氣丈きぢやうな乘手が竿立さをだちになつた馬を制するやうに、それを抑へつけた、と私は思ふ。彼に對して試みられた優しい攻撃に對して、彼は言葉に依つても動作どうさによつても答へはしなかつた。