“女兒”のいろいろな読み方と例文
新字:女児
読み方割合
こども25.0%
むすめ25.0%
をなご25.0%
をんなのこ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先に立つ女兒こども等の心々は、まだ何か恐怖に囚はれてゐて、手に手に小い螢籠を携へて、密々ひそ/\と露を踏んでゆく。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
女兒むすめやさしき介抱にこゝろゆるみし武左衞門まくらつきてすや/\と眠りし容子にお光は長息といき夜具打掛てそつ退のきかたへに在し硯箱を出して墨を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ついてゐたりしが一個點頭此方に向ひ能くおよぐ者はおぼるゝとやら平常へいぜいよりして女ぎらひで學問にのみおこりなさるゝ和君あなたが計ず見染れば思ひの程も又つよは然ながら夫程まで御執心ごしふしんなる女兒をなごなら假令たとへ旦那樣御夫婦が何と仰が有らうとも此管伴このばんたうが引受て急度きつと和君の思ひを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
材木町ざいもくちやう陶器屋たうきやつま嬰兒あかごふところに、六歳ろくさいになる女兒をんなのこいて、すさまじ群集ぐんしふのなかをのがれたが、大川端おほかはばたて、うれしやとほつ呼吸いきをついて、こゝろづくと、ひとごみに揉立もみたてられたために
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)