“陶器屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せとものや50.0%
たうきや50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
末広町すゑひろちやうには阿爺おやぢの家の懇意な陶器屋せとものやがある。そこの旦那に誘はれで養育院を見に行つた。私は貧しい子供を前に置いて、小さなお伽話とぎばなしを一つした。
突貫 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
材木町ざいもくちやう陶器屋たうきやつま嬰兒あかごふところに、六歳ろくさいになる女兒をんなのこいて、すさまじ群集ぐんしふのなかをのがれたが、大川端おほかはばたて、うれしやとほつ呼吸いきをついて、こゝろづくと、ひとごみに揉立もみたてられたために
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)