“末広町”のいろいろな読み方と例文
旧字:末廣町
読み方割合
すえひろちょう75.0%
すゑひろちやう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「今ここへ見えたのは、十軒店じゅっけんだな八百徳やおとくの主人だ。一人娘のおせんを、同じ商売仲間の末広町すえひろちょう八百峰やおみねの跡取り息子に嫁にやるについて、俺の力が借りたいと言うのだよ」
「兄さん、ゆうべの末広町すえひろちょうの一件をもう知っているの」
半七捕物帳:40 異人の首 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
末広町すゑひろちやうには阿爺おやぢの家の懇意な陶器屋せとものやがある。そこの旦那に誘はれで養育院を見に行つた。私は貧しい子供を前に置いて、小さなお伽話とぎばなしを一つした。
突貫 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)