“末広”のいろいろな読み方と例文
旧字:末廣
読み方割合
すえひろ60.0%
すゑひろ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
洒落しゃれたやつで、仇名のとおりに、櫛まきにとりあげた髪を、合わせ鏡にうつして見ながら、立て膝のまま口のなかでうたいだしたのは、長唄末広すえひろがりの一節——。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
白太夫なる百姓老爺ろうやが七十の賀に、三人のよめつどい来て料理を調うる間に、七十二銅と嫁に貰える三本の扇を持ち、末広すえひろの子供の生い先、氏神へ頼んだり見せたりせんとて
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
末広すゑひろのかげるらしほそり木の枯木の空の気遠けどほき見れば
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あかあかと末広すゑひろひかりこほれば
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)