“十軒店”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じっけんだな50.0%
じゅっけんだな41.7%
じゆつけんだな8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美音で思い出したが、十軒店じっけんだなにも治郎公なぞと呼んでいた鮨屋が、これもい声で淫猥な唄ばかり歌って、好く稲荷鮨いなりずしを売りに来たものだった。
梵雲庵漫録 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
海賊橋から江戸橋を渡って、伊勢町いせちょうを突き当たると大伝馬町おおでんまちょう、そこから左へ曲がると、もう雛市ひないちの始まっている十軒店じゅっけんだなの通りでした。
「それは宜かつた。が、十軒店じゆつけんだなの徳次郎親分と張合ふのは嫌だな」