“口汚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くちぎたな77.8%
くちぎた11.1%
くちぎたなく11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくしてのち、思い思いに敵を見立てて渡合う。例の口汚くちぎたなの女房は、若手の令嬢組の店頭みせさき押立おったち、口中ならぬ臭気においを吐きて
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
みんなにまた口汚くちぎたなくいわれる疑懼ぎくと、ひとつは日頃ひごろ嘲弄ちょうろうされる復讐ふくしゅうの気持もあって、実に男らしくないことですが、手近にあった東海さんの上着からバッジをぬす
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
一人殘らずひど口汚くちぎたなくく罵つてゐた。可哀さうな子供たち! それが彼等の所有する唯一の慰安だつたのだ。