“縁付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたづ33.3%
えんづ22.2%
えんづき11.1%
へりつき11.1%
えんづけ5.6%
えんづく5.6%
えんづい5.6%
えんづか5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
離縁状を取らなければわきへ妹を縁付かたづけることが出来ませんから貰う離縁状、反故には出来ません、冗談云っちゃアいけませんよ、お前さんの方では病気のなおるまでとか
しかしはい国のりゅうという人とは親しい友達でありまして、その関係からわたくしはその劉家へ縁付えんづくことになりました。
つき嗚呼あゝむかし神田に居る時は我が家がかくにぎはしかりしが世が世なればとてわづかの間に此樣に零落おちぶれるも前世よりの約束事成べし夫に付ても此の家に縁付えんづきしお粂殿是程の身代しんだいに在ながら一人の母さまの貧苦ひんく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
揚座敷のほうは、いわゆる独房で、縁付へりつき畳を敷き、日光膳にっこうぜん、椀、給仕盆などが備えつけてあり、ほかに、湯殿ゆどの雪隠せっちんがついている。
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
私し方へ引取し事なりと申せば文左衞門ムヽ扨はめひの事故むすめに致して九助方へ縁付えんづけつかはしたかと申に藤八は仰の通りなれども夫には因縁いんえんの御はなしあり右節事母てう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
打まもり夫は又きこえぬおほせぞや御前に別れて外々ほか/\縁付えんづくやうな私ぢやない氣のよわい事を云ず共コレ父樣とゝさま何卒どうぞ九助が命乞いのちごひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
る成ん此事病氣の中にも案事あんじられ少しなりとも手助けと思へど叶はぬ病の身我さへなくば何方へなりとも縁付えんづいて此苦勞はさせまじきものを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おくられしとやらにて富右衞門殿より大旦那へ見せしゆゑ大旦那より斯々かく/\申付られしに依てよんどころなくおかまひ申さず夫に付お浪さんも富右衞門殿の世話にて早々坂戸村さかとむら縁付えんづかるゝはずなりと落もなく咄し此事必ず私が申せしと沙汰し給ふなと云捨いひすてて歸りしかばあとに重四郎はホツと溜息ためいき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)