縁付えんづか)” の例文
おくられしとやらにて富右衞門殿より大旦那へ見せしゆゑ大旦那より斯々かく/\申付られしに依てよんどころなくおかまひ申さず夫に付お浪さんも富右衞門殿の世話にて早々坂戸村さかとむら縁付えんづかるゝはずなりと落もなく咄し此事必ず私が申せしと沙汰し給ふなと云捨いひすてて歸りしかばあとに重四郎はホツと溜息ためいき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)