“縁談”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんだん76.5%
はなし23.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、となりくにから、ひと今度こんどのご縁談えんだんについてさぐりにきたといううわさが、すぐにそのくに人々ひとびとくちのぼりましたから、さっそく御殿ごてんにもこえました。
赤い姫と黒い皇子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ヂュリ いますぐにくわいの。……縁談えんだん斷然ふっゝりめ、わしをば勝手かってかしてくだされ。明日あす使つかひをげませうぞ。
「目代の山木様なら、よろしいご縁組とぞんじますが、もうそんなにまで、お進みになっているお縁談はなしなのでございますか」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
洗いざらい、ぶちまけて縁談はなしの邪魔してやる。……ご老中田沼のお殿様に、睨まれている、そればかりか、服部兄妹に親の敵と、狙われている身だとねえ
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)