“縁者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんじゃ40.0%
えんじや33.3%
たより6.7%
ひっぱり6.7%
みより6.7%
ゑんじや6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縁者えんじゃ親類加勢し合って、歌声うたごえにぎやかに、東でもぽったん、西でもどったん、深夜しんやの眠を驚かして、夜の十二時頃から夕方までもく。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
されば芝居をつくる処、此役者が家はさらなり、親類しんるゐ縁者えんじや朋友はういうよりも人を出し、あるひは人をやとひ芝居小屋場の地所の雪をたひらかにふみかため
心安立こゝろやすだてが過ぎてお前さんをった事も有りましたが、誠に済まない事を致しました、私はもう死にますから此の事だけお知らせ申して死度しにたいと思い、ことにお前さんは親類みより縁者たよりは無いけれども
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「あたしの縁者ひっぱりでしてね」
幻化 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
棲む人達は子供等は、街上に見えず、僕に一人の縁者みよりなく、風信機かざみの上の空の色、時々見るのが仕事であつた。
しかるうちに少々せう/\なりともやかましき財産ざいさんなどのれば、みす/\他人たにんなるれにひきわたすことをしくもるべく、また縁者ゑんじやうちなるよくばりどもたゞにはあらで運動うんだうすることたしかなり
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)