“心安立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こころやすだて40.9%
こころやすだ36.4%
こゝろやすだて18.2%
こゝろやすだ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大蔵大臣であった山本達雄氏などは大阪にゆくときっと呂昇をよんで、寵妓ちょうぎの見張りを申附けられるまでに心安立こころやすだてのなかであった。
豊竹呂昇 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
今までの調子で心安立こころやすだてに、殿様のお邸なんぞへ無暗にやって来られては困ることもあるから、そこは遠慮をしておいておくれ
旧文芸協会当時、東儀氏が例の明けつ放しの気質かたぎから、ちよい/\松井須磨子に心安立こゝろやすだて戯談ぜうだんでもいふと、そばで見てゐる島村抱月氏は気が気でなく、幾らか誤解はきちがへも手伝つて
それからわし此処こゝ家来けれえになっただね、して見るとお前様めえさま、私のためには大事でえじなお人で、私は家来けらいでござえますから、永らく居る内にはおたげえに心安立こゝろやすだてが出て来るだ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)