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心安立
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こゝろやすだて
ふりがな文庫
“
心安立
(
こゝろやすだて
)” の例文
旧文芸協会当時、東儀氏が例の明けつ放しの
気質
(
かたぎ
)
から、ちよい/\松井須磨子に
心安立
(
こゝろやすだて
)
の
戯談
(
ぜうだん
)
でもいふと、
側
(
そば
)
で見てゐる島村抱月氏は気が気でなく、幾らか
誤解
(
はきちがへ
)
も手伝つて
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
心安立
(
こゝろやすだて
)
が過ぎてお前さんを
打
(
ぶ
)
った事も有りましたが、誠に済まない事を致しました、私はもう死にますから此の事だけお知らせ申して
死度
(
しにた
)
いと思い、
殊
(
こと
)
にお前さんは
親類
(
みより
)
縁者
(
たより
)
は無いけれども
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
或
(
ある
)
日の
午
(
ひる
)
過ぎ、
例
(
いつも
)
のやうに慌てて入つて来た。
心安立
(
こゝろやすだて
)
に
碌々
(
ろく/\
)
挨拶もしないで、膝を進めたと思ふと、
其処
(
そこ
)
に居合はせた娘の伯父の手を取つた。伯父は密源といつて頭を
円
(
まる
)
めた
僧侶
(
ばうさん
)
であつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
始めておほゝゝゝ
私
(
わたし
)
アまア
浮
(
うっ
)
かりとして、只お懐かしいので美代ちゃんの事ばかり………藤川様とか……誠にね、
予
(
かね
)
てお噂には伺って居りましたが……そうでございましたか、
遂
(
つい
)
ね、
心安立
(
こゝろやすだて
)
にもうね
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
安
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“心安”で始まる語句
心安