“誤解”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごかい76.2%
はきちがへ9.5%
あやまり4.8%
はきちが4.8%
はきちがひ4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
義眼の副司令の女を、柳ちどりと思っていたのは笹枝弦吾のしい誤解ごかいだった。柳ちどりは確かに機関銃で殺された踊り子だった。
間諜座事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
どの女もが持つてゐる一番大きな誤解はきちがへだが、この女中頭も矢張りそれを持つてゐたので、兎も角も結婚する事にきめてしまつた。
「いや、今日からは、人にもさような誤解あやまりは、とくとたしなめてやらねばなりませぬ。いなか者の目の狭さ。愚衲も恥じ入ったことにござりまする。では、おん大将より御題ぎょだいなと賜わって」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
武蔵は女が隠し男にふみとでも誤解はきちがへたものか、激しい嫉妬で顔は蟹のやうに真紅まつかになつた。そしていきなり女を手打にして腸のなかからその反古を引張り出した。
亡くなつた松井須磨子については、自分は大きな誤解はきちがひをしてゐた。