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縁者
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えんじゃ
ふりがな文庫
“
縁者
(
えんじゃ
)” の例文
縁者
(
えんじゃ
)
親類加勢し合って、
歌声
(
うたごえ
)
賑
(
にぎ
)
やかに、東でもぽったん、西でもどったん、
深夜
(
しんや
)
の眠を驚かして、夜の十二時頃から夕方までも
舂
(
つ
)
く。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
ロミオ
領主
(
りゃうしゅ
)
には
近親
(
きんしん
)
たる
信友
(
しんいう
)
のマーキューシオーが
俺故
(
おれゆゑ
)
あのやうな
重傷
(
ふかで
)
を
負
(
お
)
ひ、
俺
(
おれ
)
はまた
只
(
たゞ
)
一
時程
(
ときほど
)
縁者
(
えんじゃ
)
となったあのチッバルト
故
(
ゆゑ
)
に
汚名
(
をめい
)
を
受
(
う
)
けた。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
思えば、名あるお武家さまを
縁者
(
えんじゃ
)
に持ちたいなどと大それた望みを起したお父つぁんやお
母
(
っか
)
さんが
恨
(
うら
)
めしい。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
引合せてやる
縁者
(
えんじゃ
)
があるとか、思い合う男に添わせてやるとかいう
的
(
あて
)
があるならば、張合いがあるべきところだけれども、これを伯母のお滝に返してやろうか
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
『上西門院の内が怪しい。あそこには、かれの
縁者
(
えんじゃ
)
も仕えており、むかしなじみも少なくない』
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
それからこちらの
世界
(
せかい
)
からの
見舞者
(
みまいて
)
は、
第
(
だい
)
一が、
母
(
はは
)
よりも
先
(
さ
)
きへ
歿
(
なくな
)
った
父
(
ちち
)
、つづいて
祖父
(
じじ
)
、
祖母
(
ばば
)
、
肉身
(
にくしん
)
の
親類
(
しんるい
)
縁者
(
えんじゃ
)
、
親
(
した
)
しいお
友達
(
ともだち
)
、それから
母
(
はは
)
の
守護霊
(
しゅごれい
)
、
司配霊
(
しはいれい
)
、
産土
(
うぶすな
)
の
御神使
(
おつかい
)
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
親類
(
しんるい
)
縁者
(
えんじゃ
)
は遠出の出迎、村では村内少年音楽隊を先に立て、
迎何々君之帰還
(
なになにくんのきかんをむかう
)
の旗押立てゝ、村界まで迎いに出かける。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“縁者”の意味
《名詞》
縁者(えんじゃ)
自分と縁があるもの。
親戚関係があるもの。
(近世において、血縁のある「親類」と区別して)姻戚関係があるもの。姻族。
(出典:Wiktionary)
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“縁”で始まる語句
縁
縁側
縁起
縁日
縁端
縁先
縁故
縁喜
縁付
縁談