“縁端”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんばな39.5%
えんばた34.9%
えんさき7.0%
えんはし7.0%
えんはな4.7%
えんがわ2.3%
えんはた2.3%
ふち2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
台所へ廻ろうか、足をいてと、そこに居るの、呼吸気勢を、伺い伺い、縁端へ。——がらり、がちゃがちゃがちゃん。吃驚した。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
庭を明るくしようと、侍女たちが総出で雨戸を繰り開け、部屋ごとに、縁端近く燭台を立てつらねて、いつの間にか、真昼のようだ。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
客人を待たしおいて天の川へ往って魚を捕って来るなんぞ申し、竹子笠を着、腰に魚籠をつけて、縁端から虚空に姿を消すかと思えば、間もなく腰の魚籠にの類をいっぱい持って帰るなど
切支丹転び (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ゆうべの宿直、大高源吾は、縁端に手をつかえて、内匠頭の眉を見上げながら
濞かみ浪人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
濡縁に足跡をつけながら座敷にあがってくると、青年は縁端に近いところにってすわった。
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
縁端から、台所に出て真闇の中をそっとくと、臭気のある冷たい空気が気味悪く顔をめた。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
縁端には篠田が悠然と腰打ち掛けて、朝日の輝く峯の白雲めつゝあり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ところがその娘が或る日、崖の縁端を散歩しているうちに突然に強い力で突落された。
書けない探偵小説 (新字新仮名) / 夢野久作(著)