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えんさき
ふりがな文庫
“えんさき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
縁先
74.5%
縁前
10.6%
縁端
6.4%
椽先
4.3%
椽前
2.1%
簷先
2.1%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縁先
(逆引き)
ニヤリと
笑
(
わら
)
った
松
(
まつ
)
五
郎
(
ろう
)
が、
障子
(
しょうじ
)
の
隅
(
すみ
)
へ、まるくなった
時
(
とき
)
だった。
藤吉
(
とうきち
)
に
案内
(
あんない
)
されたおこのの
姿
(
すがた
)
が、
影絵
(
かげえ
)
のように
縁先
(
えんさき
)
へ
現
(
あらわ
)
れた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
えんさき(縁先)の例文をもっと
(35作品)
見る
縁前
(逆引き)
奉行の座の左右には
継肩衣
(
つぎかたぎぬ
)
をつけた目安方公用人が控え、
縁前
(
えんさき
)
のつくばいと申す所には、羽織なしで
袴
(
はかま
)
を
穿
(
は
)
いた見習同心が二人控えて居りまして、目安方が呼出すに従って
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
えんさき(縁前)の例文をもっと
(5作品)
見る
縁端
(逆引き)
さてその日も
漸
(
ようや
)
く暮れるに間もない五時頃に成っても、叔母もお勢も更に帰宅する
光景
(
ようす
)
も見えず、
何時
(
いつ
)
まで待っても果てしのない事ゆえ、文三は独り夜食を済まして、二階の
縁端
(
えんさき
)
に
端居
(
はしい
)
しながら
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
えんさき(縁端)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
椽先
(逆引き)
折ふし徳蔵おじは
椽先
(
えんさき
)
で、
霜
(
しも
)
に
白
(
しら
)
んだ
樅
(
もみ
)
の木の上に、大きな星が二つ三つ光っている寒空をながめて、いつもになく、ひどく心配そうな、いかにも沈んだ
顔付
(
かおつき
)
をしていましたッけが
忘れ形見
(新字新仮名)
/
若松賤子
(著)
えんさき(椽先)の例文をもっと
(2作品)
見る
椽前
(逆引き)
渠
(
かれ
)
が書斎の
椽前
(
えんさき
)
には、一個
数寄
(
すき
)
を尽したる
鳥籠
(
とりかご
)
を懸けたる中に、一羽の純白なる
鸚鵡
(
おうむ
)
あり、
餌
(
え
)
を
啄
(
ついば
)
むにも飽きたりけむ、もの淋しげに謙三郎の後姿を見
遣
(
や
)
りつつ、
頭
(
かしら
)
を左右に傾けおれり。
琵琶伝
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
えんさき(椽前)の例文をもっと
(1作品)
見る
簷先
(逆引き)
正造はまた眉根をつりあげて
簷先
(
えんさき
)
の黒雲に眼を放っていたが、「なんの必要で警察がそんな調査をするのか。そんな怪しからんことを横堀君はなぜ黙っているのだ」
渡良瀬川
(新字新仮名)
/
大鹿卓
(著)
えんさき(簷先)の例文をもっと
(1作品)
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