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縁端
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えんさき
ふりがな文庫
“
縁端
(
えんさき
)” の例文
客人を待たしおいて天の川へ往って魚を捕って来るなんぞ申し、
竹子笠
(
たけのこがさ
)
を着、腰に
魚籠
(
びく
)
をつけて、
縁端
(
えんさき
)
から虚空に姿を消すかと思えば、間もなく腰の魚籠に
鯉
(
こい
)
鯰
(
なまず
)
の類をいっぱい持って帰るなど
切支丹転び
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
さてその日も
漸
(
ようや
)
く暮れるに間もない五時頃に成っても、叔母もお勢も更に帰宅する
光景
(
ようす
)
も見えず、
何時
(
いつ
)
まで待っても果てしのない事ゆえ、文三は独り夜食を済まして、二階の
縁端
(
えんさき
)
に
端居
(
はしい
)
しながら
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
ツイとばかり
縁端
(
えんさき
)
へ出でぬ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
“縁”で始まる語句
縁
縁側
縁起
縁日
縁先
縁故
縁喜
縁付
縁談
縁者