縁端えんはし)” の例文
私の行った時は、叔父は黒無地の着物に白い巻帯まきおびをしめ、表の縁端えんはししゃがんで盆栽ぼんさいの手入れをしていた。
ゆうべの宿直とのい、大高源吾は、縁端えんはしに手をつかえて、内匠頭の眉を見上げながら
濞かみ浪人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
縁端えんはしに遠慮して遠くで顔をふって、あやしたが
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
縁端えんはしを見ると、小姓こしょうがひとりで端坐している。