“えんだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
縁談76.5%
演壇11.8%
円弾5.9%
艷談5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヂュリ いますぐにくわいの。……縁談えんだん斷然ふっゝりめ、わしをば勝手かってかしてくだされ。明日あす使つかひをげませうぞ。
ここは階段式になっていて、まわりの座席は高く、演壇えんだんはまん中にあって、どこよりも低く、そこへあがるには地下道からしなければならなかった。問題の金属球は、この演壇の上におかれてあった。
三十年後の東京 (新字新仮名) / 海野十三(著)
小早船の帆柱にポルトガルの国旗が揚ったと思うと、大筒が火を噴き、円弾えんだんが唸り声をあげてサンチャゴの舳をかすって行った。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
まだおもことがある。先生せんせいがこゝで獨酌どくしやく……はつけたりで、五勺ごしやくでうたゝねをするかただから御飯ごはんをあがつてると、隣座敷となりざしきさかんに艷談えんだんのメートルをげるこゑがする。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)