“獨酌”の読み方と例文
新字:独酌
読み方割合
どくしやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飮居たりしが其中に年の頃六十餘と見ゆる老人らうじん獨酌どくしやくにて一二合飮て其後代錢は拂ひたれども酒のゑひまはりしにやしきりに睡眠ねむり居たるが不※ふと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つたふ……孫右衞門まごゑもんづけた小父をぢさんが、獨酌どくしやく醉醒よひざめに、がねたをくびあげてさむさかな、と來山張らいざんばり屏風越びやうぶごしに、魂消たまげくびしてのぞいたとく。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
まだおもことがある。先生せんせいがこゝで獨酌どくしやく……はつけたりで、五勺ごしやくでうたゝねをするかただから御飯ごはんをあがつてると、隣座敷となりざしきさかんに艷談えんだんのメートルをげるこゑがする。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)