“どくしやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
獨酌75.0%
独酌25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだおもことがある。先生せんせいがこゝで獨酌どくしやく……はつけたりで、五勺ごしやくでうたゝねをするかただから御飯ごはんをあがつてると、隣座敷となりざしきさかんに艷談えんだんのメートルをげるこゑがする。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
おう私はまだ生きてゐた……と、ひとりでひやうたくれながらこの大晦日の夜を、ぐびり/\と独酌どくしやくでのみ明かしたが、実をいふと悔恨の生涯に慟哭どうこくしたい気持をまぎらすためであつた……。
老残 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)