“坂戸村”の読み方と例文
読み方割合
さかとむら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
申入るゝ者多かりしが今度このたび同宿どうしゆく杉戸屋すぎとやとみ右衞門が媒人なかうどにて關宿せきやどざい坂戸村さかとむらの名主是も分限ぶんげんの聞えある柏木庄左衞門かしはぎしやうざゑもんせがれ庄之助に配偶めあはせんとてすで約束やくそくとゝの双方さうはう結納ゆひなふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
然程さるほどに穀屋平兵衞は穀物の代金を受取んとて一人ともつれ關宿領せきやどりやう坂戸村さかとむらなる庄右衞門の方へ到りけるに庄右衞門は久々ひさ/″\御來臨おいでなりと種々いろ/\馳走ちそうして饗應もてなすにぞ平兵衞も思はず時刻を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おくられしとやらにて富右衞門殿より大旦那へ見せしゆゑ大旦那より斯々かく/\申付られしに依てよんどころなくおかまひ申さず夫に付お浪さんも富右衞門殿の世話にて早々坂戸村さかとむら縁付えんづかるゝはずなりと落もなく咄し此事必ず私が申せしと沙汰し給ふなと云捨いひすてて歸りしかばあとに重四郎はホツと溜息ためいき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)