“坂路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さかみち85.0%
はんろ10.0%
さかぢ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな本陣の子息むすこが待つとも知らずに、松雲の一行は十曲峠の険しい坂路さかみちを登って来て、予定の時刻よりおくれて峠の茶屋に着いた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ただ東南の間に、ほそき一径の坂路はんろを見るのみ。元弘の年、廷尉正成のおこす所にして、南河内十七城の根城ねじろとなす。〔河内志〕
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黄泉よみ坂路さかぢのさかしきに
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)