“えんづき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
縁付66.7%
縁附33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つき嗚呼あゝむかし神田に居る時は我が家がかくにぎはしかりしが世が世なればとてわづかの間に此樣に零落おちぶれるも前世よりの約束事成べし夫に付ても此の家に縁付えんづきしお粂殿是程の身代しんだいに在ながら一人の母さまの貧苦ひんく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
たれも他に知る気遣いは有るまいと思いましたが、実はお千代に恋慕を云いかけたをはじしめられた恋の意趣いし、お千代の顔に疵を付け、縁付えんづきの出来ぬようにと存じまして、家の宝を自分で毀し
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
申べしと有しかば四郎左衞門成程なるほど夫は手前かゝへ遊女うつせみと申者年明後井戸源次郎樣と申御宅へ縁付えんづきしに相違さうゐ御座なくかゝへたるせつは其者の二親は相果あひはてましたるとの事にて揚屋あげや町善右衞門養女やうぢよの由善右衞門よりねんぱい廿五歳までを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
致せしに付猶又かれ惡心いでしなら水鏡みづかゞみなり共うつして改心せよと申しふくめ逃し遣はせし奴は即ち是なる久兵衞に御座候然るに某し此度このたび江戸表えどおもて見物けんぶつとして長兵衞方へ止宿仕まつり候處折節長兵衞弟熊谷宿寶珠花屋八五郎も出府致しをり面會仕めんくわいつかまつり候に同人娘儀江戸下谷山崎町油屋五兵衞悴五郎藏と申すものゝ方へ縁付えんづき候へども家内不熟ふじゆくかつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
到頭とうとう其の方の方へ縁附えんづきになりました。
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)