“不熟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふじゅく50.0%
ふじゆく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがおそろしく変形して厚い多肉部が生じ種子はまったく不熟ふじゅくして、ただ果実の中央にやわらかい黒ずんだ痕跡こんせきを存しているのみですんでいる。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
致せしに付猶又かれ惡心いでしなら水鏡みづかゞみなり共うつして改心せよと申しふくめ逃し遣はせし奴は即ち是なる久兵衞に御座候然るに某し此度このたび江戸表えどおもて見物けんぶつとして長兵衞方へ止宿仕まつり候處折節長兵衞弟熊谷宿寶珠花屋八五郎も出府致しをり面會仕めんくわいつかまつり候に同人娘儀江戸下谷山崎町油屋五兵衞悴五郎藏と申すものゝ方へ縁付えんづき候へども家内不熟ふじゆくかつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)