“養女”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むすめ54.5%
やうぢよ36.4%
わがこ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お甲に育てられた養女むすめでは、ろくな者であろうはずはないが、あのようなものと出会うても、このは口など交わしなさるなよ」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
養女やうぢよもらひ受け傳吉にそはせることに取極め翌日は吉日なればとて上臺じやうだい憑司其他の人を打招うちまねき與惣次を舅入しうといり一所にして首尾能く婚姻なしける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
けれど平素いつも利益ためになつてる大洞さんのお依頼たのみと云ひ、其れにお前も知つての通りの、此の歳暮くれの苦しさだからこそ、カウやつて養女わがこの前へ頭を下げるんぢやないか
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)