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えんづく
打まもり夫は又
聞えぬ
仰ぞや御前に別れて
外々へ
縁付やうな私ぢやない氣の
弱い事を云ず共コレ
父樣何卒九助が
命乞を
取時は其人に氣兼ありて母樣への孝行も
自然怠る道理なれば少しも望みに候はず又
外々へ
縁付などとは思ひも
寄ぬ事何卒此事ばかりは
御免しをと一向
承引氣色もなければ
姑女始め人々も其孝貞を
林「
然う邪魔にせなえでも
宜えが、是でちゃんと
縁附は
極っているからね、知らず/\して縁は
異な物味な物といって、ちゃんと
極っているからね」