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縁付
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かたづ
ふりがな文庫
“
縁付
(
かたづ
)” の例文
離縁状を取らなければ
他
(
わき
)
へ妹を
縁付
(
かたづ
)
けることが出来ませんから貰う離縁状、反故には出来ません、冗談云っちゃアいけませんよ、お前さんの方では病気の
癒
(
なお
)
るまでとか
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
特殊の薬剤を注入して……ま、そんなことはいずれ明日でも詳しく申し上げるが、……そのワイゲルトという中尉の姉がある貴族のところに
縁付
(
かたづ
)
いて、独逸のケムニッツ市に住んでいる。
ウニデス潮流の彼方
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
紀伊國屋の家を出れば
兄妹
(
きょうだい
)
ではないとあなたが御意遊ばしたことが有りまするし、それに女は
縁付
(
かたづ
)
いてまいりました家を家とするが女の道だと仰しゃったお言葉を守って
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
御新造が
此方
(
こちら
)
へ
縁付
(
かたづ
)
いてから二日目のこと、丁度三年以前の五月三十日の晩ですが、水道町の仕事の帰りに勘定を取って、相変らず一口やった
揚句
(
あげく
)
の
果
(
はて
)
、桜の馬場の
葭簀張
(
よしずばり
)
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此処の処だけも何も有りません
跛足
(
びっこ
)
の亭主などを妹に持たしては置かれません、本当にお前さんの処へ
縁付
(
かたづ
)
けて置くと、親類中に祝儀不祝儀の有った時に、ピョコ/\跛足を
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
お
前
(
めえ
)
は今迄まア
外
(
ほか
)
の女と違って信実な
者
(
もん
)
で、
己
(
おら
)
ア
家
(
うち
)
へ
縁付
(
かたづ
)
いても惣次郎を
大切
(
でえじ
)
にして、
姑
(
しゅうと
)
へは孝行尽し、
小前
(
こめえ
)
の
者
(
もん
)
にも思われる
位
(
くれ
)
えで、
流石
(
さすが
)
お
武家
(
さむれえ
)
さんの娘だけ違ったもんだ
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
甚「
何
(
ど
)
のくれえたって、なア新吉、
彼方
(
あっち
)
へ
縁付
(
かたづ
)
いてから借金取が方々から来られちゃア極りが
悪
(
わり
)
いやア、其の極りを付けて貰うのだから借金の高を云いねえよ、さ、借金をよう」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
どうも御新造に取持とうという者、いわば
仲人
(
なこうど
)
が一旦自分のいう事をきかして、それから
縁付
(
かたづ
)
けると、そんな事がありましょうか、だから
彼
(
あ
)
れはもう、お置きなさらん方が
宜
(
よ
)
い
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
余
(
あんま
)
り
生地
(
いくぢ
)
が
無
(
な
)
さ
過
(
すぎ
)
る、そんな
生地
(
いくぢ
)
のない人と
連添
(
つれそ
)
つてゐるのは
嫌
(
いや
)
だ、
此子
(
このこ
)
はお
前
(
まへ
)
さんの
子
(
こ
)
だからお前さんが育てるが
宜
(
い
)
い、
私
(
わたし
)
はもつと
気丈
(
きぢやう
)
な人のところへ
縁付
(
かたづ
)
くから、といふ
薄情
(
はくじやう
)
な
言
(
い
)
ひ
分
(
ぶん
)
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
だが
御亭主
(
ごてえし
)
が無ければ町人だって身分が宜ければ
縁付
(
かたづ
)
くという、其処は又相談ずくでねえ、もし奥様が貴方の処へ嫁に来ると云ったら何うなさるえ、それとも鯉こくを持って来る女が好うがすか
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“縁”で始まる語句
縁
縁側
縁起
縁日
縁端
縁先
縁故
縁喜
縁談
縁者